ピッコロの活動 子どもの育成を支援する

赤ちゃんのチカラプロジェクト事業

この事業は2010年度朝日新聞厚生文化事業団「子どもへの暴力防止プロジェクト」助成事業としてスタートいたしました。同年12月より委員会を立ち上げ試行錯誤をしながら実績を積み、2012年度から清瀬市の事業として市内全中学校3年生を対象として実施しています。

この講座は、実際に赤ちゃんとそのお母さんお父さんに接することで、命の大切さについて感じ、自尊心を持つことが大切な思春期に自分も慈しまれてきたことをあらためて思い出してもらうことも目的のひとつとしています。
生徒が赤ちゃんの成長過程について学んだあと、あかちゃん親子にグループに入っていただき、スタッフの見守りのなか、生徒は30~40分のふれあいの時間を過ごします。赤ちゃんを抱っこしたり、おもちゃで遊んだり、お母さんたちに普段の赤ちゃんのことを話していただいたり・・・。公立中学校で同じように実施することで、市内同学年の全生徒にふれあいの機会、お母さんお父さんのメッセージを届け、感じてもらうことができます。昨年度実施のアンケートもどこかでご紹介できたらと思っています。どの言葉からも、温かい気持ち、また真剣な思いが伝わってきます。

令和2年度は残念ながら新型コロナウィルス感染予防対策のなか、なかなか終息の見通しが立ちません。学校スケジュールや子どもたち・ご協力頂ける保護者の皆さんの気持ちも落ち着かないところです。次年度、安心で安全に事業が実施でき、この事業に集う皆さんと笑顔でお会いできることを、心から願い楽しみにしています。

中学生の感想

泣いたりするととても大変で、私も赤ちゃんのとき、泣いて大変だったんだなと思うと、お母さんはすごいなと思いました。

先生の感想

大切な赤ちゃんを連れて来て下さりありがとうございます。生徒は親への感謝や命の大切さを感じていました。

参加したお母さんの感想

「緊張して行きましたが、「赤ちゃん可愛い~」といいながらのぞきこんでたくさんあやしてもらい、私が不安に思っていた中学生のイメージが変わりました。
赤ちゃんに優しく接してくれて、みんなが楽しい時間でした。後日、中学生に挨拶され、うれしくなりました。
  • 講座は例年6月、7月、9月頃に行っています。
  • 首が座ってから歩き始める前ぐらいまでの赤ちゃんと一緒に参加できるお母さんまたはお父さんに中学校へ来ていただきます。
  • 募集は5月ぐらいから市報やホームページなどでお知らせしています。

介助員受託事業肢体不自由児童・生徒介助

2003年から委託を受け小学生の児童介助を行っています。また2012年からは、小学から支援しているお子さんが中学に入学するのを機に、新たに中学生の介助も始まりました。教育委員会や学校、保護者の方との話し合いの機会を持ちながら、お子さんの登校時間から下校まで、ひとりひとりの介助のニーズを受け止めながら寄り添い、安全で楽しく学校生活がおくれるよう心掛けています。