ピッコロについて 理事長挨拶・理事役員紹介

理事長挨拶

理事長
小俣 みどり(おまた みどり)
1998年1月「困った時はすぐ手を差し伸べる」「預かる理由は問わない」二つの方針を掲げ発足した当団体は、20年以上の長い月日、ニーズに向き合い活動を続けてきました。その中で、多様な家族の方々との出会いがあり、人と人とがつながる大切さと難しさ、人と人が支え合う大切さと難しさを感じてきましたが、出会った方々に育てられ、支えられてきたことが現在の活動内容に現れていると思います。そこには、住民参加型の顔の見える支援だからこそ成り立ってきた支え合いの心が息づいています。

無料で誰もが利用できる ニーズに寄り添った家庭訪問型子育て支援「ホームスタート」

2007年、地域住民の繋がりの希薄化、核家族化、個人主義が進む中で、子育て家庭も孤立し不安になり、「赤ちゃんが泣くと、どうしていいかわからない…」「子どもは可愛いと思っているけど、どう接していいか分からない…」「頼る人がそばにいなくてつらくなる…」などの親の思いに寄り添い、子育てのスキルを高めていくために先駆的に取り組んだのは、「英国発祥の子育て支援ホームスタート」でした。子育て中の家庭に、同じ地域の子育ての先輩が研修を受け、ボランティアで定期的に訪問し、地域とつながるきっかけができ、家庭が孤立すること、問題が大きくなることを予防でき、お母さんがエンパワメントされるという有効性が認められ、2009年には日本で初めて自治体(清瀬市)の事業になりました。

実感してきた「子どもの問題は、子どもを支えるだけでは解決していかないこと」

支援活動があっても、2010年頃から急速に「無縁社会」と言われる状況が広まり、都市の集合住宅でも隣に誰が住んでいるかも知らない状況があたりまえのようにあり、置き去りにされている子どもたちにさえ気づかない。母親だけが子育てと仕事に孤軍奮闘しながらも生活が荒んでいき、起きてしまった虐待の事件もありました。「問題が起きるには原因があり、その人だけが悪いわけではないこと」「困ったことがそのまま続いていくと、複合的な問題を抱えていくことになること」「家庭の状況は変わっていき、子どもは家族の影響を大きく受けること」子どもを支えるためには、家庭の状況を理解し支えることが必要だと実感してきました。例を上げると、初めての出産と同時に実母の介護も担う状況がありました。実母はまだ、介護保険の対象でないため、利用できる支援がなく、子育てと介護の不安を同時に抱え、困っている家庭がありました。
また、初めての子育てがわからず戸惑うのと同様に、親が認知症になったときに戸惑う家族、親の介護と仕事の両立で困っている方も多く、地域の中で暮らしづらい状況も見えてきました。実際に私自身も介護の難しさを体験しましたが、家族や仲間の支えがあったからこそ乗り越えられました。

2017年、見えてきた地域の実情から「家族まるごと支援」へ

地域の実情から支援施策の狭間にあり、特に公的制度や公的支援からこぼれ落ちていく援助を必要としている人や、高齢者、障がい、児童その他複合的なニーズを抱える人が、日々暮らしている地域の中で「困った時はお互い様」の精神により誰もが支え、支えられる関係を大切に、住民参加型相互援助活動である「家族まるごと支援」の取り組みが必須であると考えました。今まで子育て支援活動の中で培ってきたスキルを活用し、「介護サポート・ピッコロ」の活動を実施しています。この活動により、今まで支援が届かなった家庭に入ることができるようになりました。その家庭は、親の疾患により家事ができず、中高生の子どもに負担がのしかかっていた状況がありました。また、65歳以上の支援の担い手の育成も広がっています。かつてない連携も生まれました。地域包括支援センターの協力や生活支援コーディネーターや、ケアマネージャーとの関係性ができ、地域に根差したきめ細かい援助や地域の課題を見逃すことのないような、新たな地域福祉サービスが展開していけると思っています。地域の中でいっしょに暮らす人が「地域のつながりのない生活弱者」という状況をつくらないことを目的にしていきたいと思っています。

「家族まるごと支援」の取り組みが、人と人とのつながりを変え、地域を変える

子どもと親、家族、そして家族が暮らす地域社会。私たちが子どもに関わり、支えることは、その背景にある親、家族、地域にじっくり関わっていくことに繋がります。事件や犯罪を懸念して隣人を信用できずに「あいさつもかわすな」と子どもたちに教えるような社会ではなく、地域に暮らす子ども・親・家族と信頼関係を築きながら、ともに地域に暮らす隣人であり支援者として、さまざまな状況をよく理解しながら、寄り添っていくことを目指しています。こうした「家族まるごと支援」の信念は、根底でしっかりと地域を支えていくことに繋がるはずです。

理事・役員紹介

理事長 小俣 みどり(おまた みどり)

1998年 子育てネットワーク・ピッコロを発足、代表就任
2003年 NPO法人として認証を受け、理事長就任
2000年 清瀬市長期総合計画策定審議委員
清瀬市福祉総合計画策定児童部会委員
母子保健計画策定委員
まちづくり委員等各種委員会に参画
2003年 Nobody’s Perfectファシリテーターとして認定
2005年~ ファミリーサポート・きよせアドバイザー就任
要保護児童対策協議会委員
2009年 清瀬市ホームビジター派遣事業(ホームスタート)オーガナイザー
全国保育グループ支援連絡会事務局
NPO法人 ホームスタート・ジャパン理事就任
2013年 家庭訪問型子育て支援研究会委員
2014年 清瀬市子ども子育て会議委員
2015年 清瀬市長期総合計画後期策定委員
清瀬市社会福祉計画協議会委員
清瀬市地方創生有識者会議委員

副理事長 牧野 靖子(まきの せいこ)

1978年 幼稚園教諭として勤務(~1984)
1985年 川崎市立高津保育園にて産休代理勤務(~1988)
2001年 ピッコロ事務局スタッフとなる
2003年 NPO法人子育てネットワーク・ピッコロ理事就任(~2012年)
2010年 ホームスタート・ジャパンのオーガナイザー養成講座を受講
2012年 オーガナイザーとして活動
2016年 NPO法人子育てネットワーク・ピッコロ理事就任(~現在)
3児の母。理事長の小俣とは子どもの幼稚園役員同士という縁で、ピッコロ発足間もなく入会。「清瀬市子育てガイドブック』の前身となる「清瀬市子育て情報誌 ピッコロマップ」を子育て中のピッコロの会員らとともに制作。理事長を支えながら、ピッコロ事務局としてピッコロ通信等の事務作業など担う

理事 西郷 泰之(さいごう やすゆき)

大正大学児童福祉プロジェクト研究所教授。専門は子ども家庭福祉、地域福祉、ホームビジティング。プレーパークせたがや理事長。NPO法人ホームスタート・ジャパン代表理事。

略歴

全国社会福祉協議会
東京都板橋区役所
玉川大学文学部教育学科
宝仙学園短期大学保育学科
英国・イーストアングリア大学客員研究員
現在 大正大学人間学部人間環境学科教授
放送大学客員教授「アジアの社会福祉と国際協力」主任講師

学会

日本社会福祉学会会員
日本地域福祉学会会員
日本子ども家庭福祉学会会員・副会長
日本福祉教育ボランティア学会会員

各種委員

【国内】
厚生省中央児童福祉審議会委員、文部科学省家庭教育支援手法等に関する検討委員会委員、福祉医療機構基金事業部審査部会長、東京都(要支援家庭の予防・早期発見)ガイドライン及びハンドブック作成検討会委員、東京都学童クラブ評価基準検討委員長、埼玉県地域子育て支援拠点ガイドライン策定委員会長、埼玉県児童福祉審議会会長、東京都中央区など子ども・子育て会議議長等を歴任。
現在、東京都北児童相談所里親委託等推進委員会委員、府中市子ども家庭支援センター運営協議会会長、ホームスタートジャパン代表理事
【海外】家庭や子どもへのサービスに関する成果に基づいた評価研究のための国際協会会員(International Association for Outcome-Based Evaluation and Research on Family and Children’s Services)

各種委員

認定社会福祉士認定・認証機構登録スーパーバイザー

理事 工藤 宏子(くどう ひろこ)

文教大学大学院人間科学部研究科講師 東京衛生病院小児科心理 ひばり子どもクリニック小児科心理
東久留米市健康課心理相談員 NPO法人女性ネットsaya-saya子ども相談員
臨床心理士、精神保健福祉士。
専門は小児科一般の心理相談、DV問題と子どもの問題、発達障害。DV支援、講師も行う。

略歴

早稲田大学第一文学部心理学科卒
東京都立清瀬小児病院心理相談非常勤職員(1982~2010年)
女性の家(民間DVシェルター)HELP子どもカウンセラー
埼玉県鴻巣市つつみ学園心理相談
東久留米市教育センター
浦和神経サナトリウム
堀の内病院
東京都立小児総合医療センター子ども家庭支援部心理相談員(2018年3月退職)

理事 木村 容子(きむら ようこ)

日本社会事業大学・社会福祉学部・教授.社会福祉士.専門は子ども家庭福祉とソーシャルワーク、とくに、子育て支援や家庭擁護に関する実践や仕組みづくりに関する研究にとり組んでいる。

略歴

関西学院大学大学院社会学研究科社会福祉学専攻博士課程前期課程修了(社会学修士)
(米国)コネチカット大学ソーシャルワーク大学院修士課程修了(Master of Social Work)
関西学院大学大学院人間福祉研究科博士課程後期課程修了(博士・人間福祉)
社会福祉法人愛和会・中筋児童館館長、頌栄短期大学、京都光華女子大学准教授等を経て、現職。

理事 辻村 敏子(つじむら としこ)

1998年に(財)女性労働協会に入り、保育サービス講習会、ファミリー・サポート・センター事業に携わる。
清瀬市男女共同参画センターで、保育サービス講習会を実施し、ピッコロ設立に関わる。

理事 丸山 安三(まるやま やすぞう)

社会福祉主事・介護福祉士
昭和50年、聖ヨハネ改富士聖ヨハネ学園養護部指導第二科(八王子甲の原から移転した知的障がい者施設)
昭和54年、デイサービスが世の中に出始めたころ、日本で3番目の在宅高齢者の通所施設 信愛デイケアセンター勤務から37年。法人の中で立場を移り、平成28年3月定年退職。
法人の「障がいをもっても住み慣れた地域で暮らし続けられる地域を創る」という理念に共感を持ち、上司の立場も引き継ぎながら、社協、アフターケア協会、どんぐり、けやき会、また、友人の運営する保育園の理事や評議員をしております。
社協に包括が設置されたのも、委員会でのわたくしの提案が生きたものです。信愛の理事は任期で終了しますが、「信愛の園」を支える会のメンバーとなり、信愛に関してはサイドから利用者や職員に寄り添うサポートを続けていきたいと思っています。

監事 我謝 悟(がじゃ さとる)

1986年3月 日本ルーテル神学大学 神学部神学科キリスト教社会福祉コース卒業
1986年 社会福祉法人 愛の家 愛の家母子寮児童指導員
1988年 社会福祉法人 東京家庭学校
1996年 社会福祉法人 三育ライフ 生活相談員 管理者(~現在に至る)

母子寮での児童指導員と児童養護施設での児童指導員としての働きがあり、現在の法人東京事業所の統括施設長の仕事をしつつ、社会福祉法人や医療法人の理事や監事をしております。学校法人三育学院の監事として、幼・小・中・高大学の法人運営に関わりました。

当法人以外の役員就任状況
理事 社会福祉法人 三育ライフ
社会福祉法人 しおん保育園
監事 社会福祉法人 リブリー
社会福祉法人 マザアス
医療法人 アドベンチスト会

監事 八代田 道子(やよた みちこ)

消費生活アドバイザー・消費生活専門相談員・日本消費者教育学会員

略歴

1964年 サントリー株式会社勤務(~1967年)
1967年 大阪女子商業高等学校教諭として勤務(~1972年)
1998年 杉並区立消費者センター相談員として勤務(~2000年)
2008年 法テラス情報提供職員として勤務(~2017年)
2010年3月 早稲田大学教育学研究科修士課程修了

略歴

  • 子育てネットワーク・ピッコロにて子ども支援活動
  • お日さまネットワークにて子どもの居場所・学習活動
  • 日本社会事業大学BBSサークルの学生と子ども食堂支援活動
  • 反貧困ネットワークで活動支援